コメント
ライン

邪悪で狂暴だから殺したのではない。凡庸で普通の人間だからこそ、時には人を大量に殺すのだ。

森達也(作家・映画監督・明治大学特任教授)

ミルグラムの業績は、それが余りに正しく、奥深いためにまだしばらく社会は受け入れられないだろう。
でも、事実を事実として認めた者から先に人生は透明になる。

武田邦彦(中部大学 教授)

人間は見たいものしか見ない。
「部屋の中の象」現象だ。
部屋のなかに象がいると大騒ぎするより、見て見ぬふりをすることがある。
この映画は、この時代にみておく必要があるように思う。
ぼくたちが盲従しないためにも。

鎌田實(医師・作家)

ルールに背くことが滅多にない日本でこそ
この刺激的な作品を多くの方に見てもらいたいです。
命令は納得しない場合、従わない方がいい!

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

上からの命令に従う。責任は取らない。
人間の本性と弱さの持つ危険性。
アイヒマンの犯罪は、今の時代、再び大きな問題を投げかける。

秦早穂子(映画評論家)

「巨悪と戦って倒したら、世界は良くなる」と 信じてる人は多いけれど、どんなに悪を退治したって、 私たちの心に潜む内なる悪は消えてなくならない。
これを正視しないと世の中は変わらないんだよな。

佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)

半端な倫理は排除と手をたずさえやってくる。
コクーン化する快適な世界のなかで、私たちは他者の呻き声に耳をかさない。
そして、判断を権威にゆだねた局所的な最適解が連結する。
その先に待つのはディストピアだ。

大澤聡(批評家、メディア研究者)